CQI-9第4版（特殊工程：熱処理システム評価）スタディガイド（日本語＋解説コメント）

CQI-9は，特殊工程の代表格である熱処理工程の適切性及び有効性を評価（監査）する方法をまとめたもので，米国ビッグスリー，及び熱処理会社が共同で策定したものです。

ステランティス，フォード，及びゼネラルモーターズは，熱処理工程の監査に CQI-9を利用することを，それぞれの「顧客固有要求事項」の中で，該当するサプライヤー企業に要求しています。

なお，第3版からの主な改定内容は以下の通りです。

1）カバーシートの書式を変更。
2）HTSA（熱処理システム評価）の書式を要求事項１つにつき１行に変更。
3）各HTSAの要求事項の見直し・変更。
4）工程表 I の名称変更。
5）高温測定の報告に関する要求事項を全面的に更新。
6）卑金属熱電対の使用期限，常駐熱電対の交換時期の変更。
7）アナログ計測装置のデジタル化の期限設定。
8）校正，SAT，及び TUS（温度均一性調査） の要求事項変更。

本書は，IATF16949審査員及びサプライヤー企業向けの IATF/AIAG/米国ビッグスリー公認の研修コースを提供しているプレクサス社が，AIAG/米国ビッグスリー承認のもと発行するものです。