SPC (Statistical Process Control)とは
コアツールの1つであるSPCは「統計的工程管理」と呼ばれ,製造工程において品質保証及び工程の管理・改善のために統計的手法を用いて管理する手法です。
米国の自動車メーカーは,数あるSPC手法の中から,サプライヤーの工程に適したSPC手法を選定して実施することを要求しています。
従ってサプライヤーが顧客からの信頼を得るためには,種々のSPC手法の目的や技術的背景を理解し,現在適用している手法がなぜ適切なのかを説明できることが必要です。
SPCの目的
SPCの手法を適用していても,その手法がその工程には適切でないという例も見受けられますので,各々のSPC手法の目的や技術的背景を十分理解して,SPC適用の本来の目的が達成できるようすることが求められます。
工程の変動要因とパフォーマンス
その工程の実際のパフォーマンスについては,工程アウトプットの調査から得られる部分も多いのですが,最も有益な工程パフォーマンス情報は工程自体に対する理解によってもたらされます。そして工程に対して何らかの処置を行う場合,処置の効果を監視し,必要に応じてさらなる分析及び処置を実行すべきです。
関連書籍リンク
[英] SPC参照マニュアル第2版
[日] SPC第2版スタディガイド
- 【SPC参照マニュアル第2版の構成】
- 第Ⅰ章 継続的改善及び統計的工程管理
- 第Ⅱ章 管理図
- 第Ⅲ章 その他の種類の管理図
- 第Ⅳ章 計量データによる工程能力
- 附属書
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